バドミントンの高校生の練習メニュー
バドミントンを少しでもうまくなりたい、そのために欠かせないのはもちろん日々の練習です。
このページを見てくれた方は恐らく、高校生はどんな練習をしてるのかと気になった学生の皆さんでしょう。
小学生や中学生の方は少しでも上の人たちの練習を知りたい、高校生の方は他の学校や強豪校の練習方法を知りたいなど思って調べていたのではないでしょうか。
その時点で最初に必要なメンタルの部分の向上心というのは十分にあると思います。
今回はそんな少しでもうまくなりたいという皆さんのために、高校生はどんな練習をしてるのかをご紹介していきますので、普段の練習のプラスアルファにしてください。
それでは、高校生はどんな練習をしてるのかご紹介していきます。
目次
体力と持久力強化のランニング
皆さんご存知の通り、バドミントンはイメージに反して非常に体力が必要なハードなスポーツです。
恐らくどこの学校もストレッチなどをした後はまずはランニングをするのではないでしょうか?
近年ではあまり走らせすぎたりすると倒れてしまったりして、場合によっては体罰などと言われてしまうので、そこまでガムシャラに走らせる学校も少ないでしょう。
体育館10周であったり、時間にして大体10分から15分くらいが相場でしょうか?
確かにガムシャラに息を切らせて歩いてるのか走ってるのか微妙な速度で長い距離を走るなら、しっかりと短い時間を走ったほうが効率も良いのは間違いないでしょう。
ただ、強豪はやはりかなりの距離を今でも走っているのをよく耳にします。
女子でも部活動の時間の三分の一、大体一時間以上はランニングの時間だとも聞きます。
バドミントンでうまくなりたいというのは、イコールで勝ち続けるということなので、一日で何試合もするということになりますので、それ相応の体力は必要ですからね。
ただ、勘違いしないでくださいね、ただひたすら長い距離を走っても怪我などの恐れもありますので、自分の体と相談して、出来るようなら距離を伸ばすか速度を上げるなどして調整してください。
夏場などはただひたすら限界を超えてまで走りまくるのは特に危険ですので注意しましょう。
瞬発力を鍛えるダッシュ
ランニングと合わせてやることが多い練習だと思いますが、走った後だったりするととてもきつい練習ですよね。
こちらもランニング同様で、ただ何本も流してやるようなら、少ない本数をしっかりやったほうが効果はあると思います。
こちらもやりすぎや無茶をするとアキレス腱などに怪我をしてしまう可能性はありますので気をつけるようにしてください。
筋力トレーニング
バドミントンで早いショットや遠くへ飛ばすためには筋力トレーニングは絶対にかかせません。
もともとの筋力の関係を抜きにしても、腕立てや腹筋背筋、他にもスクワットなど、全部を最低でも30回✕3セットは出来るようにならないと完全ないいショットを打つことは厳しいと言えるでしょう。
部活動では罰ゲーム感覚で何かとそういった形でやらされることが多いかもしれませんが、とても重要なことなのでどんな形でもしっかりやってほしいとおもいます。
強豪校では空いてる時間は基本筋トレなんていうハードなこともザラにしているので、自身がレベルアップしていて体に余裕があればそういうことにも挑戦して見ると良いと思います。
フットワーク
短い距離を細かく移動するので、ランニングとダッシュを合わせたような疲労になるフットワークですが、バドミントンではトップクラスに重要な練習です。
ある程度のレベルになればショット自体は誰でもそれなりのレベルで打つ事ができるようになると思いますので、そこから大きく実力差となるのはやはりフットワークでしょう。
何より羽を打ちたいと思う気持ちが早まると思いますが、こういった下地の部分がしっかり出来てないなら、いいショットやテクニカルなショット、速いスマッシュを打てても試合で上の人に勝つことは厳しいと思います。
正直言うと飛ばしたい練習だと思いますが、ダラダラやらずに、しっかりとコートの隅まで移動して、しっかりとステップを踏んで素早くやるようにしてください。
基本的には前の両サイド、後ろの両サイド、後ろから前、前から後ろなど決められたパターンのフットワークだと思いますので、決められた位置へしっかりと移動するようにしましょう。
ノック
ノックはフットワークと打つことの両方を鍛えることが出来る万能な練習ですので、かなりきついですが、ノックの意気込みは成長に大きく関わる部分でもあります。
色々な場所に上がってきたシャトルを全部スマッシュで返すノックや、返球方法は自由のオールコートノックなど、ノックに関してはやり方はかなり無数にあります。
決められたノックをこなすのはもちろんのこと、今の自分に足りない部分がわかってる方はそれを重点的に鍛えるためのノックを入れてもらうのも良いでしょう。
ただ、ノックなので上げてくれる人がいないとできませんが、上げてくれる人のシャトルが甘いところだったり、遅かったりしたらもったいないので、上げる人も試合だったら次は自分はここに打つなどを想像して色々としっかり考えて、できるだけ相手のためになるように厳しい上げ方をしてあげてください。
基礎打ち
その名前の通り、基礎となるショットを打つ練習ですね。
主に一対一でドライブやクリア、スマッシュやレシーブなど、バドミントンに必要なショットを基本的に一通りすべて行う練習です。
フットワークやノックでは出来ない生きた球を打ち合える貴重な時間ですので、毎日やっているとだらけてしまいがちですが、基礎打ちというだけにバドミントンの基礎なので、これをおざなりにするとその影響は自分に返ってきてしまいます。
これをおざなりにするということは一緒にやってくれている相手の成長さえも遅くしてしまうということですので、そのへんをしっかりと意識して互いに高め合えるような基礎打ちをしてくださいね。
更にステップアップすると、強豪校などではよくやっているのですが、二対一でコートを全面使ってやる基礎打ちはノックやフットワークの今の自分の現状がとてもよくわかりますので余裕ができた場合は挑戦して行きましょう。
試合練習
普通の学校でも強豪校でも、大会前でもない限りはあまり試合練習に時間は使いませんが、やはりこの練習がバドミントンをやる上で一番楽しいので何回もやりたいと思う練習ですよね。
試合で勝つためには試合の経験をたくさん積んだほうが試合に慣れて良いんじゃないかと思うかもしれませんが、残念ながらそんなことはないのです。
試合はやはり練習で一生懸命やったのを発揮する場所ですので、試合ばかりやっていても決して上手くはなれません。
もしあなたの学校が試合練習ばかりしている学校でしたら、難しいと思いますが意義を唱えて練習改善を望んだほうが上達につながると思います。
それだけ貴重な時間と思ってほしく、せっかく出来るときは辛かった練習のすべてを発揮してほしいですね。
試合練習はできて当たり前じゃないということを理解し、真剣に取り組むようにしてください。
練習試合で経験値や試合慣れをする
これは部員手動では厳しい練習なので、顧問の先生におねがいしてやる練習ですね。
相手してもらう高校はできれば自分たちより上の学校が理想ですが、そこまでこだわらなくてもいいでしょう。
大事なのは普段は部員同士で実力も気心もしれた相手としか試合はしませんが、知らない相手とやることでとても重要な経験になります。
そういう対外試合をたくさん経験するのはとてもいい練習で、ある程度のレベルの高校でしたら結構頻繁に組んでいますし、中には個人でお邪魔したりしてる人もいます。
色々とネットワークを広げたら個人でも可能になりますので、向上心のある方はこういう他校とやる練習方法も取り入れていますね。
強豪校のやっていること
実際にやっていることは恐らく大差はないのですが、強豪校が特に力を入れてやっていることも当然いくつかあるのでご紹介していきます。
強豪だから出来ることということでもあるのですが、やろうと思えば普通レベルの学校でも出来ることでもあるので参考にしてください。
朝練や居残り練習
やはり全国常連などになると朝練は当たり前で、朝に数時間やって放課後にも数時間、朝は二時間で放課後は五時間くらいはやっているのでしょうか。
学生の朝はできれば寝ていたいと思いますし、授業前から疲労するのはとても辛いことだと思いますが、あなたがそう思っている時も強豪校は練習しているのです。
全国各地からその地域では敵なしだった人物が集まってきて、そんなメンバーの中で数少ないレギュラーを取らなければなりませんからね。
普通校で朝練は、もしやる気があれば頼んだら許可が降りるかもしれませんので、頼んでみるのもありでしょう。
ただ、周りも巻き込むと不協和音などにもなる可能性もあるので、まずは部員と相談してみんなの気持ちを1つにしなければなりませんのでそこは怠らないようにしてください。
学校が無理でも、一人で素振りや軽いランニングなら出来ますので、日課にするととても良いと思います。
OBや強豪校同士の練習
普通校でも親切の部出ない限りはOBやOGの方はいますし、たまに顔を出してくれたりするのではないでしょうか?ですが、やはり先輩も言い方は悪いですが普通校のレベルだった先輩ですし、すでに引退されていて懐かしい半分で来たって場合も多いと思います。
一方で、強豪校のOBとなるとやはり未だに大学や、何なら実業団入りしてる現役の先輩とかが豊富にいます。
強豪校の部員であろうとやはりOBには歯が立たない場合が多く、身近に全国トップクラスの実力者がいるので、そのOBに勝てれば全国でも勝てるという明確な判断材料と目標が出来るのです。
他にも、全国の強豪校との練習や合宿などもセッティングしやすく、常にトップレベルの仲間や相手に囲まれていて、そういう方々に指導してもらえるという最強の状況となります。
これはやはり強豪校の特権であり、普通校には厳しいことかもしれませんが、一緒に試合とかは無理でも、合宿に参加させてもらうとか、練習に混ぜてもらうとかは時期にもよりますが比較的受けてくれると思います。
かなり厳しいことも言われますし、自分の現状を知って落ち込む可能性もありますが、実現すれば得るものはとても多くて大きいと思います。
顧問の先生であったり、自分がある程度の実力をつけて顔を覚えてもらえば、直談版なども試すだけはただですし、熱意次第で可能性はあると思いますので、そういうチャンスが作られた際は喜んで受けるようにしてください。
基本的には打たない
これは少し大袈裟な言い方かもしれませんが、強豪校はシャトルを打つ時間より体力やフットワーク、筋トレの時間のほうが長いという話をよく聞きます。
確かに、強豪校の人は地区レベルではどこに打っても取れますし、そこまで疲労してるという姿は見ないかもしれません。
それだけ大事なことを理解して、重点的に鍛えてるということですね。
最後に
練習について紹介してきましたが、どんなスポーツでも言えることかもしれませんが、優秀な指導者がいるかいないか、レベルの高いチームメイトがいるかいないか、そういった学校レベルの差はあるかもしれませんが、実際練習の内容自体は中学でも高校でも、弱小校でも強豪校でもそこまで大きな違いは無いと思います。
サッカーのシュート練習や野球のバッティング練習のように、やっている事自体はどこの学校でもそこまで変わらないと思ってください。
それでもあまり強くない学校と強豪校で実力に差が出てしまうのは、最初にも言った優秀な指導者や先輩やライバルの有無を始め、学校としてどれだけ力を入れているかという部分が大きいと思います。
他にも、練習時間なども普通レベルの学校なら限られた時間で、終わり次第帰らなければなりませんが、強豪校は時間そのものも長く、朝練や居残り練習など、ノルマなどがあれば達成するまでは終われないなどもあると聞きます。
がむしゃらに時間をひたすら長くやれば良いというわけではありませんが、強豪校は長い時間の中でも限られたレギュラーという席を獲得するため、時間をとても大事に使い、練習の質そのものもとても高いのです。
時間や指導者に関しては入学してしまったらもう変えようはほぼありませんので、もしバドミントンで少しでも上に行きたいと思う方はやはり、地域で強豪や、全国的に見ても強豪に進むのが良いと思います。
それなりの実力がなければ入部すらさせてもらえないようなイメージもありますが、本気でやる気があるのを伝えればきっと入部させてくれるでしょう。
ただし、練習は恐らく思ってるものの何倍もきついと思いますが、高いレベルでやりたい、うまくなりたい、本気で思っていればきっとついていけると思います。
もちろん、普通レベルの学校だと言っても諦める必要はありません。
指導者に恵まれていなくて、仲間にもあまり恵まれていなくても、時間を無駄にせずに質の高い練習をすれば十分成長は出来ますから。
学校だけじゃ足りないなら、よその学校と仲良くなって練習に招待してもらったり、社会人がやってるサークルや教室に行くなど上手くなる方法はいくらでもありますので、環境を言い訳にはせずに、出来ることがあるなら精一杯挑戦してほしいと思います。
大事なのは、どれだけやりたくないと思っているきつい練習を、楽しいと思えるようになって、手を抜かずに出来るようになるかですので、もし今までの自分が少しでも甘えていたり、手を抜いていたと思う方は、そこの意識を少し変えるようにしていきましょう。
まとめ
高校生の練習メニュー事態は恐らく経験者ならやったことある練習が多かったと思います。
ただ、練習は辛いですし、できれば楽をしてうまくなりたい、試合をたくさんやりたい、それが本音だと思います。
あなた自信がそれでいいし勝ちたくないしという考えならそれで全然問題ないですし、バドミントンを楽しんでいるということはとてもいいことなので否定はしません。
ですが、ここまで読んだ方でしたらきっとうまくなりたい、勝ちたい、そういう気持ちが強い方でしょう。
精神論や根性論は古いと思われるかもしれませんが、やはり自分自身が絶対やってやるというつよい気持ちがあるかないかで全然結果は変わってきます。
思うだけでいざ行動には移せない、今はまだ、そんなことを思っていると学生時代はあっという間に終わってしまいます。
努力すれば絶対結果がついてくるという気休めは言いませんが、得るものはかならずあるでしょう。
ぜひ自分の目標をしっかりと決め、足りない部分や挑戦したいことは行動に移すようにして質の高い練習をしてうまくなってくださいね。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。