
バドミントンに限らずスポーツ全てに言えることですが、どれだけ才能がある人でもトレーニングをしっかりしなければうまくなれません。
逆に考えれば、才能が最初は低い人でもしっかりしたトレーニングを頑張れば才能がある人を超えることも可能ということですね。
正直スポーツ事態はとても楽しいですが、トレーニングなどは非常に厳しく、これが理由で続けられない人も多いのではないでしょうか。
これに関しては楽な方法などは無いので、目標を持って前向きに取り組むという方法しかないと思います。
今回はそういったメンタル的な面も含めて、バドミントンに必要なトレーニングをご紹介していきますので参考にしていってください。
バドミントンはトレーニングが重要
バドミントンは傍らから見ている分にはとても和やかなスポーツで、とてもお手軽に出来るスポーツの代表とも言えると思います。
現に公園で家族などで楽しむのにも最適ですし、お友達と児童館や体育館でやる分にはとても楽しいでしょう。
しかし、いざ部活動などでバドミントンを始めると、想像以上にハードなスポーツで、常に動き回り、攻撃して守ってと目まぐるしい展開が繰り広げられています。
そのハードさはスポーツ界でもトップクラスとも言われるほどで、下半身上半身のどちらも非常に強固な体が求められることとなります。
更には柔軟性や反射神経もとても重要で、まさに体から五感まで全てにおいて鍛えなければなりません。
これからバドミントンを始める方、すでに始めている方、どちらにも言えることですが、体力や体幹、筋力はどれだけうまくなってもいつまでも続けることが必至になってきます。
その厳しいトレーニングをやっていく中でライバルとの差が明確に広がったり埋まったりしていきます。
現在のトップレベルで活躍してる方も、たとえ見た目は少しラフに見えたりかわいい感じの選手でも、裏では信じられない量の筋トレなどを軽くこなしていることだと思います。
少しでも上を目指す方のために必要なトレーニングをいくつかご紹介しますが、恐らくは学校などでやっていることも多いと思います。
おさらいがてら、改めて重要性を知ることと、もしかしたらやっていない練習もあるかもしれませんのでチェックしていってください。
ランニング
スポーツのトレーニングの定番中の定番でもある基礎体力を鍛えるためのランニングですが、バドミントンでも当然やるべきトレーニングとなっています。
トレーニングの中でも特に辛くてやりたくないことの1つであると思いますが、上記で言ったとおりにバドミントンは非常に体力を消耗します。
少なくとも大会では1日に1試合、多ければ4~5試合はやることになると思います。
せっかく技術は高くても、体力不足で負けてしまうのは非常に悔しいと思いますので、この持久力を鍛えるのは勝利へとしっかり繋がって来ます。
ただ、一昔前だったら倒れるまで走れとか無茶な指導があったかもしれませんが、底までする必要はないでしょう。
部活動などで走らされる距離は決まっていると思いますが、その中で自分のペースで走ればいいと思います。
この自分のペースというのは決してダラダラ走るのではなく、余裕があれば多少ピッチを上げたり、かなりきついならとりあえず歩かないで最後までは走るペースを維持するという感じですね。
バドミントンは体力は確かに重要ですが、もっと重要なのは瞬発力です。
ランニングは無理なく体を壊したりしないペースで、しっかりと最低限の負荷を書けて走ってください。
この後のトレーニング全般に言えることですが、ただ闇雲にダラダラやったりがむしゃらにやればいいてものではありません。
限られた回数でどれだけ集中してできるか、どれだけ自分に勝てるかが重要になってきますので、そこを意識して取り組むようにしてください。
ランニング以外の下半身周り
ランニング以外にはダッシュがまずは上げられるでしょう。
バドミントンのフットワークにも関わってくるのがダッシュですので、辛いと思いますがダッシュは頑張ってやってほしいと思います。
他にも、太ももを両方上げてジャンプなども効果的で、フットワークに必要な下半身の強化とステップに必要な柔軟性を同時に鍛えることが出来ます。
あとは、準備が出来ていれば縄跳びなども効果的な練習と言えるでしょう。
バドミントンは瞬発力が大事で、その瞬発力に対応できる下半身と軽い動きがとても重要となります。
この上記で上げたトレーニングはそういった部分にとても大きく関わってきますので、普段の練習でもしっかりと重要性を理解した上で取り組むようにしましょう。
筋力トレーニング
女性などからすると最も厄介になってくるのがこの筋力トレーニングだと思いますが、はっきり言ってしまうと、筋トレも殆どできないとまともなショットは打てないと思います。
おまけに、バドミントンは必要ない筋肉が少なく、ほぼ全身の筋肉をバランスよく鍛えなくてはなりません。
少なくとも最低限のショットを打つためには、全ての筋トレを30回はこなせるくらいが必要であると思います。
もちろん、それはあくまで最低限ですので、目標は100回ぐらいまでは出来るようになることです。
あくまで目標ですので、とりあえずは現在の自分の出来る限りの範囲で無理なく追い込んでやってください。
最初から100とかそんなに出来る人はあまりはいませんし、出来ないうちからむちゃすれば怪我のもとにもなってしまいます。
ですが、日々続けていけば必ず少しづつ出来る回数は増えていきますし、出来ている実感も出てくると思います。
部活動なら決められた回数があると思いますが、しっかりとゆっくりでも良いのでその回数はこなすようにして、徐々に余裕が出てきたらペースを上げたり回数を増やすなどしてください。
腕立て、腹筋、背筋、スクワット、ジャンプスクワットなど、体の主な筋肉は重要ですので、どれかをやらないとかはなく万遍なくやるようにしましょう。
素振り
バドミントンがうまくなるために必要不可欠なことの1つに、正しいフォームがあります。
それを鍛えるためには素振りが重要なトレーニングとなります。
普通に振るだけでも腕の筋肉や手首の力、体幹も少なからず鍛えられますし、正しいフォームを固めることも出来ます。
ただ、何の目的意識もなくダラダラやってしまうと、間違った型が染み付いてしまったり、腕が少し鍛えられるくらいで何の意味も無くなってしまいます。
素振りとは言えなんとなくやるのではなく、手首を鍛えることにも非常に重要ですので、体全体を使ってしっかりと振るようにしましょう。
もし所持していたらでいいですが、ラケットの面だけを覆えるラケットカバーなどあればつけて振ると言いでしょう。
全然重さが違いますし、外した時に振ったら劇的な軽さに驚くと思います。
ラケットを早く触れることはとても重要ですので、素振りもしっかりやるようにしてください。
フットワーク
バドミントンの基本の1つであるフットワークはとても重要なトレーニングです。
どれだけ打つことに長けていても、シャトルに追いつけなければ何の意味もありません。
自分が立っている場所にシャトルが飛んでくるのは遊びと練習のときくらいですので、フットワークはしっかり練習しましょう。
基本的なのは、中心に立った状態で前後左右の6方向へ動き、中心へ戻るというのがオーソドックスですが、苦手な方向を重点的に行うのもいいですね。
あとは、誰かに協力してもらい、動く方を指示してもらうというのも効果です。
やはり一人でやっているとどうしても自分のイメージ通りで予想外な動きなどは少ないので、手が開いてる人がいたらお願いするのも良いかもしれません。
初心者の方はゆっくりでも良いので、しっかりとしたフットワークを意識して動きを覚えるようにしてください。
フォームなどと同じで、フットワークも変な癖がつくとあとで直すのが面倒になってしまいます。
中心から動くフットワークに慣れてきたら、コートの端から端まで移動するフットワークなどバリエーションを増やしていきましょう。
インターバルトレーニング
かなりきつくてやりきることが難しいトレーニングですが、より自分を追い込むんで見たい方は挑戦した見てもらいたいトレーニングです。
コートを全面使用して行うのですが、上から見たとして、長方形のコートを左下からスタートして、まっすぐ上に走り、右下へ行き、そのまま上に行き、左下のスタート地点に戻る。
この流れをダッシュの状態で3分行い、3分たったら2分ほどのインターバルを取るのを繰り返すトレーニングです。
インターバルの間はチャイニーズステップと呼ばれるステップをしながら体を休めて、2分たったらまたダッシュです。
自身の限界まで追い込み、少し休み、また追い込みと、体的にも気持ち的にも非常に厳しいトレーニングですが、バドミントンに必要な瞬発力がかなり鍛えられ、踏み込んで切り返すことで下半身の強化にもなり、コートの広さもよく分かるかなり効果的なトレーニングです。
ただし、過度なやり方は怪我の危険が非常に高いので、やる際には自分に余裕があるかしっかり理解してから取り組むようにしてください。
あとは打つこと
上記までが体力や筋力、打つ前の基礎のトレーニングなので、あとはノックや基礎打ちなどで鍛えていく形となります。
この二つは恐らく上記までのトレーニングと比べればきっと楽しいですので、せっかく楽しい練習なのでしっかり目的意識を持って取り組んでください。
打たなきゃわからない自分に足りない部分などをしっかりと理解し、その部分を修正するためにはどんなトレーニングをしなければいけないのか、そういった部分をしっかり意識し、日々成長するようにしていきましょう。
最後に精神面について
バドミントンに限ったことではないですが、やはり辛いことをするには何か理由や目標が大事になってくると思います。
全国で優勝したいから頑張る、のよう大きなな目標でも悪くはないですが、最初のうちは達成しやすい小さな目標を持つといいですね。
人間ですので、何か楽しい事があれば頑張ろうと言う気持ちになるのは間違いないですから。
目標を立ててクリアしたときの達成感は努力が報われたのと同じですのでとても爽快で、次のステップに進むために重要なスパイスとなります。
ただ黙々と行うことが出来る精神力を持ってる方は良いですが、恐らくそうでない方のほうが多いでしょう。
せっかく辛いトレーニングをするなら、せめてその中で自分が少しでも前向きに慣れるようなやり方をしてみてください。
これは例としては目標ですが、個人で好きな形で良いと思います。
まとめ
トレーニングというだけあってやることは基本的に厳しく辛く、正直楽しいと言えることでは無いことばかりです。
トレーニングが楽しいって思えれば無敵ですが、現実的にかなり厳しいことでしょう。
ですが、皆さんバドミントンをやっている以上はやはり勝ちたいという気持ちがあるはずです。
どこまで勝ちたいなどは個人の目標で変わってきますが、負けたいと思ってやっている方はきっといません。
その勝ちたいという気持ちを現実にするためには、どうしてもトレーニングは必要不可欠なのです。
この地味で辛いトレーニングでどれだけ自分を追い込んでやれるか、その差は必ず現れてくるでしょう。
しっかりと全身の筋肉を鍛え、素振りやフットワークをこなして、うまくなって勝つという最高の結果を手に入れれるように頑張ってください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。