バドミントンの壁打ち練習法を詳しく解説。壁打ちで格段に強くなれる!

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壁打ちなんてめんどくさいと思ったりしたことはないですか?

なぜ壁打ちの練習をするのか。何の練習かも分からず、ただ壁に打っている人も多いと思います。

壁打ち練習をすることによってどのような練習効果があるのか、またおすすめの練習方法などを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

壁打ちで強くなるには?


壁打ちで強くなることなんてできない思っていませんか?

実は壁打ちは練習方法によっては、基礎打ちよりもノック練習よりもいい練習になります。

何のために壁打ちの練習をするのかを考える

ただ打っているだけでは少しの練習にしかなりません。

壁打ちの意味を分かっているだけで、さらにレベルアップした練習ができます。

壁打ちには、反射神経、体力、筋力、コントロールなどたくさんのものが身につきます。

なので、壁打ちをするときにこの練習はどこが鍛えられているのかをしっかり考え練習するといいでしょう。

ただ打つのと、考えて打つのとでは、壁打ちの効果は全然違ってきます。

反射神経を例にとって考えてみると、壁打ちが連続で続いているとき、変な方向に飛んで行ったシャトルを諦めてしまうのか、それとも打ち返しに行くのかという点です。

打ち返しに行けば例え拾えなかったとしても、そのシャトルに反応するという行動が起こるので、繰り返しやれば反射神経が鍛えられます。

壁打ちのいいところ

壁打ちのいいところは自分がミスさえしなければ無限に続くところです。

手首だけで軽く打ったとしても、それを無限に続けるとなると体力も必要になりますし、手首も徐々に疲れてきます。

その疲れてくるということが大事で、実はこれが体力づくりや手首の筋トレとしていい練習になっているということです。

他にいいところは、人と打つ練習では絶対にできないことが壁打ちではできるということです。

例えば壁にできるだけ近づき、ドライブ練習のように打つとすぐにシャトルが返ってきます。

この練習は、人とやるにはあまり向いていません。なぜなら近い分ミスも多くなるからです。

その点壁打ちでは絶対に壁が返してくれます。なので、自分さえミスしなければどれだけでも続きます。

この練習をずっとやっていると、速さに慣れてどんどんシャトルが見えてくるようになります。

速い球が見えるようになれば、試合の時に速い球が反射的に返せるようになります。

壁打ちのいろいろな練習方法


壁打ちにもたくさんの練習方法があります。

今回は、ドライブ練習、レシーブ練習、クリア練習の3つを紹介したいと思います。

ドライブ練習

壁打ちで自分のフォームの確認をしたい人はあまり強く打たず、速く打ちたい人は強く打ちます。

壁に近づけば近づくほど返ってくるシャトルは速くなります。

ドライブを打つことに慣れてきたら、次は一定の速度でドライブを打ってみましょう。

簡単そうで意外と難しいです。この一定の速度で打つのが、なぜいいのかと言うと、一定の速度で打てるということは、シャトルの速度をコントロールできているということになります。

シャトルのコントロールができているということは、いざ試合になった時、自分が打ってから相手に届くまでのタイミングがわかるようになります。

そうなると、そのラリーの流れをコントロールしやすくなります。

レシーブ練習

レシーブ練習にもいろいろあります。プッシュレシーブをしたい人は、下から上に強く打ちます。

そうすると速く打つ事で、速く自分のところに返ってきます。

本当にプッシュされたような球は、返ってきませんがプッシュレシーブのフォームの確認やラケットの当てる位置の確認などしたいときに、この練習をするといいと思います。

カットのレシーブをしたい人は少し後ろに下がり、軽く上の方の壁に打ちます。

この練習は前に落ちてくる事がわかっています。

なので、カットのレシーブの練習をするときは、定位置を決め打ったらその定位置に戻る練習をするといい練習になります。

定位置は、打った後そのシャトルが足を延ばしてギリギリとれる位置にしましょう。

そうすると、試合になった時にカットのレシーブをした後、無意識にコートの真ん中に戻れるようになります。

クリアの練習

壁の上の方に打ち、打ち返すときは必ず頭の上で打ちます。

この練習は、しっかり打つ場所を決め、なるべく長く続ける練習をしましょう。

そうすると、試合になった時疲れてきてもクリアがぶれずに、しっかりコントロールできるようになります。

壁打ちをいい練習にするためには

壁打ちをいい練習にするには、疲れた時こそ頑張るということです。

壁打ちのいいところどんな練習よりもラリーが続くことです。

なので疲れたからといってやめてしまうのは、とてももったいないです。

自分で考えて打つ

壁打ちは、ほとんどが自分の思ったところにシャトルが返ってきます。

ただ、がむしゃらに打つのではなくひとつひとつの練習を考えてやると壁打ちでもとてもいい練習になります。

ゆっくり打ってフォームの確認をしたり、壁の狙う場所を決めてそこを狙って打ったりと他にもしっかりと試合をイメージして打ち返す練習をすると、壁から跳ね返ってくるシャトルに速く反応できるようになります。

壁を変える

ずっと平らな壁で練習するのではなく、凹凸のある壁や反っている壁などで練習していきましょう。

平らな壁では打ったあと自分の前に返ってきますが、少し凹凸や反りがあるだけで打った球が前に跳ね返ってこずに、横に跳ね返ったり真下に跳ね返ったりします。

勿論はじめは取れないと思います。でも、この練習をやっていくうちにそのシャトルが見えてくるようになり反射的に動けるようになります。

このシャトルがどこに行くかわからないという状況は、相手にフェイントされたときに似ています。

なので、この練習をやっていればフェイントをされたときに、騙されず踏ん張ることができ、しっかりと打たれたところに反応して動くことができます。

ラケットを変える

壁打ちをする時に、少し重いラケットに変えてみるのもいいと思います。

人と打つときは、速い球が返ってきたときに重いラケットを無理やり振ってしまうと手首を痛めてしまうことがあります。

その点、壁なら自分次第で速度を調整できるので無理やり振るということはないです。

また、重いラケットで壁打ちをした後に軽いラケットを持つといつもより軽く感じるので、ラケットを振り抜きやすくなります。

まとめ

壁打ちの楽しいところは、うまくなればなるほど楽しくなっていくというところです。

例えば壁のあたりどころが悪く変な方向へシャトルが飛んでしまったとしてもそれが反射的にとれるようになったりします。

そういうシャトルを拾えるようになってくると、どんどん壁打ちが続くようになってきます。

壁打ちのような地味な練習でも、試合になった時壁打ちをやっていたからこそ取れる1点が絶対にあるはずです。

たかが1点ですが、接戦になった時その1点がとても大事になってきます。

だからこそ壁打ちはとても大切な練習なのです。

壁打ちが楽しくなった時、それはあなたが強くなった時です。

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