バドミントンのラケットメーカー
バドミントンのラケットを購入する際は皆さんは何を一番重視するでしょうか?機能性ですか?デザインですか?それとも値段でしょうか?
恐らく大半の方は使いやすさを重視して、そこからデザインもこだわっていくのではないかと思います。
では皆さんはラケットを出してるメーカーはどれくらい知ってるでしょうか?
今では数多くのメーカーがラケットを出していて、いい意味でラケットを選ぶ際に非常に頭を悩ませてくれています。
どのメーカーも非常に質もよく高性能なラケットを出しているので本当に選ぶのは難しいですよね。
今回はそんなラケットメーカーのご紹介と、レベルに合わせたラケット選びの簡単な方法をご紹介していきます。
目次
ラケット選びの基本
ラケット選びに関してはメーカーもそうですが、やはり自分のプレイスタイルにしっかりとあっていることが大事だと思います。
パワープレイヤーなのに軽いラケットを使っていたり、逆にパワーが無いのに重いラケットを使用していたりしたらせっかくの実力が発揮されませんからね。
バドミントンのラケットはたとえ同じ名前のラケットでも重さとグリップの太さが違うタイプなどあるので購入する際はしっかりと確認してください。
ラケットの側面などにだいたい記載されている3U-G4などと表記されている部分が重さと太さを表しています。
重さはUの方で、5Uが一番軽く2Uが一番重くなっていて、最大差で20gとなっています。
20gなんて何の違いもないじゃんって思うかもしれませんが、バドミントンの世界では何度もラケットを振りますので、この小さな差が大きな差となって現れますので、決して甘く見ないで自分の力量にあった重さを選びましょう。
初心者が意識すること
初心者の方はまずは上記でも紹介した重さを意識して買うといいでしょう。
最初は当てるのも難しいので、力がないのにラケットが重いと上達の妨げになりますし、逆に力はあるのに軽い場合も同じですね。
最初から高価なラケットを買うという方は学生なら少ないと思いますが、安くても普通にいいラケットは沢山あります。
一流メーカーでもまずお試し用みたいなラケットを色々と出してくれていますからね。
流石に3000円~5000円以下となるとどうしても機能性も重さもあまりいいものは見つけづらいと思うので、出来れば5000円前後から以上で選んでください。
中級者以降の選び型
中級者以降になれば自分の力量やプレイスタイルもそれなりにはっきりしてきていると思います。
なので、今の自分的にはこういうラケットが良いなあと思うのをネットなどで調べて、良さそうなのがあればお店に行って軽く持ったり振ったりして確かめてください。
高ければいいってもんではありませんが、やはり高いラケットは質がいい物が多いので、出来れば1.5万~3万円のラケットを選ぶと良いと思います。
とりあえず高いし人気だからこれにしようとかそういう選び方は絶対しないようにしましょう。
ラケットの数も無数にありますが、それを使用するプレイヤーもそれぞれ個性がありますので、しっかりと自分に合ったラケットを見つけてください。
ラケットのメーカー
バドミントンでラケットと言えばまず思いつくのはYONEXだと思いますが、現在は数多くのメーカーが追いつけ追い越せで素晴らしいラケットを開発されています。
世界トップレベルの選手が意外なメーカーを使ってるなんてこともあり、どれが気に入るかはやはりプレイヤー次第ということでしょう。
ここからははラケットを出してる主なメーカーと簡単な特徴、人気のラケットを紹介していきますので、購入の際のちょっとした参考にしてください。
YONEX(ヨネックス)
言わずとしれたバドミントンと言えばというメーカーです。
バドミントン業界でラケットから小物まで、そのシェアの多くを長年占めている安心と人気のブランドですね。
種類も多く値段も豊富で、初心者から上級者問わずに誰でもきっとお気に入りを見つけられるほどでしょう。
世界トップレベルの選手もやはりヨネックス愛用者が多く、常に先を見た開発をしている最先端なのも特徴。
メーカーには特にこだわりなどがない、どれが良いかわかんないという方はやはり最初はYONEXが良いと思います。
YONEXの人気ラケット
YONEXの人気ラケットは沢山ありますが、今回紹介するのは「NANOFLARE 700」です。
2019年に発売されたばかりでありながらも注文殺到のニューモデルとなっています。
値段はメーカー希望価格で23000円と良いラケットっていう感じの値段ですが、高次元エアロ形状が生み出した上級者向けのかつて無い振り抜きと操作性はとても凄いと評判です。
GOSEN(ゴーセン)
元々はガットをメインとして発売していて、ガットに関してはパイオニアとも呼ばれているGOSENですが、ラケットに関しても人気を誇っています。
メーカーの名前からもわかるように、他のメーカーに比べて剛の面が強く、耐久性などに優れていますね。
YONEXと同じく初心者向けから上級者向けまで幅広くあり、長年人気のメーカーですので安心のブランドと言えるでしょう。
GOSENの人気ラケット
GOSENの人気ラケットは「INFERNO(インフェルノ)」シリーズです。
GOSENらしい力強いフレームでありながらもしなやかな振り抜きも併せ持っていて、パワー系寄りのオールラウンダーなどから人気ですね。
値段は2万円弱で、基本的には中級者以上に向いているラケットと言えるでしょう。
MIZUNO(ミズノ)
サッカーや野球など色々なスポーツで人気のミズノですが、バドミントンでもその人気を発揮しています。
バドミントン始めたばっかの方からすれば、ヨネックスよりもミズノのほうがメーカーとしての耳馴染みはあるのではないでしょうか?
それくらいスポーツの多岐に渡って人気のメーカーですので、その多くのスポーツを研究してきた知恵を生かして独自の開発を勧めています。
バドミントンでミズノ?っていう先入観もあるかもしれませんが、あの奥原希望選手も愛用するほどですので、かなりレベルの高いラケットを出してると言えるでしょう。
MIZUNOの人気ラケット
せっかくですので上記で名前を出させていただいた奥原選手の愛用ラケットをご紹介しましょう。
奥原選手が愛用してるのは「アルティウス」というラケットで、打球を包み込むような感じを再現したラケットと言われています。
奥原選手はパワー系ではなくコントロール系ですので、そういう面に特化したラケットと言えるでしょう。
値段は少々お高めの27000円となっていますが、かなり良さそうなので一度使ってみたいですね。
Wilson(ウィルソン)
ウィルソンというとテニスのイメージが強いかもしれませんが、バドミントンでもテニスに負けず劣らず素晴らしいラケットを出してくれています。
まだイメージとしてはそこまで大きく根付いてはいないかもしれませんが、国内の有名選手などもスポンサー契約を結んだり、まさに通好みや玄人好みのラケットを開発してくれています。
初心者や中級者向けのラケットも多く、その他の大手メーカーと比べると、気持ち安価で手に入れられるあたりも手を出しやすく非常にオススメですね。
Wilsonの人気ラケット
Wilsonの人気ラケットとしては今回は「FIERCEシリーズ」をご紹介します。
FIERCEシリーズは基本的にオールラウンダー向けですが、その中でもCX9000は松友選手が使用してるモデルとなっていて非常に人気です。
CX9000の松友選手モデルは非常に軽く、女子バドミントンの前衛のためにあるラケットとと言っても過言ではないので、色合いと松友選手効果もあって女性プレイヤーにとても人気ですね。
Babolat(バボラ)
知る人ぞ知るという人気のラケットメーカーですね。
気に入る人はとことん気に入るという感じで、好きになった人は恐らくBabolatしか使えなくなることでしょう。
ただ、ヨネックスなどと比べるとどうしても知名度は下がってしまい、店頭においてなかったりで試打など出来る環境も比較的少ないのが残念ですが、世界トップレベルの選手でも普通に使ってる人気メーカーの1つです。
Babolatの人気ラケット
Babolatの人気ラケットは「サテライトシリーズ」です。
軽さやしなやかさが程よく安定したラケットで、上級者が好んで使用しているという話もよく聞きます。
値段は2万弱ですが、もし周りに使ってる方がいたら一度試しぶりさせてもらってみてはいかがでしょうか。
その他のメーカー
他にもサッカーで有名なアディダスもバドミントンラケットを出していて、非常に良いものを開発されています。
ウィルソン同様にテニスで人気のPrinceもバドミントンラケットを出していて、テニスで得た技術を上手くバドミントンに活かしたラケットを開発されています。
Kaiser(カイザー)と呼ばれるメーカーは、とりあえず遊び以上本気未満という方には最適な質と値段ですので、そういう方は良いかもしれません。
この他にも、実際にはまだまだ沢山のメーカーがありますので、どこに自分のお気に入りがあるかわかりませんから、もし知らないメーカーを見かけた際はぜひどんなものかチェックしてみてください。
おまけにステンシルマークについて
バドミントンのガットの部分にメーカーのロゴが描かれてるのをみたことあるでしょうか?
実業団の選手などスポンサー契約をしてる選手がよくやっていますよね。
あれはステンシルマークと呼ばれるもので、張ったあとに専用の型を使って専用のインクで書くのですが、あれってとてもかっこいいですよね。
型は普通に購入できますし、インクも購入できますが、やってみたいと思っても結構難しいですし、失敗したあとが悲惨なので正直素人がやることはおすすめしません。
そもそも、学生は恐らくどこの地域でもステンシルは禁止でしょうし、部活の練習だとしてもシャトルのコルク部分に色がついたりで結構嫌がられます。
大人になったら財力なども含めて失敗しても大丈夫になると思いますので、学生のうちは残念ですが諦めましょう。
まとめ
ラケットを選ぶ基準は使い勝手というか、機能性が第一ですが、メーカーによっても個性などがあり、その中には貴方にピッタリのメーカーがあるかもしれません。
王道で行くのも失敗が少なくていいですし、自分だけというような個性を追い求めるのも当然いいでしょう。
恐らく全てのメーカーの全てのラケットをため仕打ちするのは難しいと思いますが、まだベストなラケットに出会えてない方は知らないラケットを持ってる人がいたらぜひ試し打ちさせてもらいましょう。
そういうことを繰り返していくうちに最高のパートナーに出会えるなんてこともありますからね。
ラケットは決して安いものではないので、いろいろな条件を加味してしっかりと自分に合ったラケットを選んでください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。