どんなスポーツにも言えることですが、上達するためには練習することは欠かすことが出来ません。
人間は誰しも元々の運動神経など個人差がありますが、練習のやり方次第で周りと差を広げることも縮めることも出来ますが、間違った練習をしても遠回りになったりして効率が悪くなってしまいます。
効率のいい練習をして、少しでも早く上達できるように頑張っていきましょう。
今回はそんなバドミントンの練習をいくつかご紹介しますので参考にしていってください。
バドミントンの練習
主にバドミントンに必要な練習は、シャトルを打つ練習と打たない練習ですね。
バドミントンをやってる以上はやはりシャトルを打つのが目的ですし、当然そっちのほうが楽しいし大事な練習となっていますが、シャトルを打たない練習の方でどれだけ自分を追い込めるかも上達の差となります。
どっちも決して楽な練習では無いですが、どちらの練習もしっかりとやって上達を目指してください。
シャトルを使う練習
まずはバドミントンをやる上でメインとなる、シャトルを使用する練習をいくつかご紹介していきます。
基礎打ち
部員や先生コーチと二人一組、時に2対2で打ち合う練習です。
基礎打ちと言われるように、バドミントンの基礎となるショットを打つ練習ですね。
クリア、スマッシュ、ドロップ、ヘアピン、ドライブなどのバドミントンで使用するショットを数分づつ打ち合います。
最初の頃はこの練習がとても楽しいですが、日々やっていくうちに当たり前になってしまうとただこなすだけの練習になりがちですので、基礎打ちの中でも何かちょっとしたことでいいので目標などを持ち、それを意識して打つと良いと思います。
部活動でしたら毎日のようにやる練習ですのでそんな大きな目標じゃなくていいので、例えば、レシーブの際に少しでもネットから浮かないように意識するなど、その日その日でいいので何か意識しながら練習するようにしましょう。
ノック
打つ練習で一番厳しいのがこのノックですが、その分しっかりやれば一番上達につながりやすい練習でもあります。
コートの全体を使って様々な球をノッカーがあげて、打つ側は指定されたショットで打つのが基本となっています。
打つ側は打つことも当然ですが、フットワークも鍛えられるので、内容次第ではとても厳しい練習ですが、自分を一歩追い込むことをイメージすると良いでしょう。
上げる側もただ漠然と上げるわけではなく、自分がこういう返球をしたら相手はどう対応するのかというイメージを持ってあげてあげてください。
フリーノック(どこに上げるかわからない)の際は、相手の返球を見て、自分だったら次はここに返すけど、そうしたら相手はどんな反応なのか、そういうのを意識するといいですね。
打つ方も上げる方も頭の中では試合を描きながらやるととてもいい練習になると思います。
どんな練習にも言えることかもしれませんが、ずっと100%は普通に厳しいと思いますが、80%で抑えてるところを82%にする事は可能ですよね?それを1ヶ月、1年続けたと考えたら大きな差が生まれてくるので、些細なことですがほんの少しでいいので自分に厳しくしてあげてください。
シャトルを使わない練習
こちらが正直言うと辛くて誰もがやりたくはない練習の方です。
しかし、この練習をどれだけちゃんとやれるかで上達は雲泥の差となります。
地味で辛い練習をしっかりどれだけ出来るか、もし本当にうまくなりたいと思っているならシャトルを使わない練習をしっかりとやることが大事です。
一人のときでも出来ることも多いので、家などにいる時にでも暇と余裕があればやってみるのもいいかと思います。
筋トレとランニング
出来ればやりたくないトレーニングの筆頭といえる筋力と体力を鍛えるトレーニングですね。
しかし、これらをしっかりやらないといくら打つことがうまくても、速くて重いスマッシュは打てませんし、試合でもすぐに疲れて負けてしまいます。
強豪校と呼ばれてる学校なら打つ時間より筋トレと走ってる時間のほうが全然長いと言われているほどの学校もあると聞きます。
各指導者に元で回数や時間は定められると思いますが、余裕があったらペースなどをあげたり、ちょっとだけ増やしたりと、少しでも一歩上の行動を取るようにしましょう。
フットワーク
シャトルを使わずにコートを動き回る練習です。
決められたコースが有る場合はそのとおりに、ない場合は自分の頭でイメージして行ってください。
バドミントンは基本的にコート内は走りません、ほとんどがステップという感じで移動します。
このフットワークの練習で自身の歩幅を知って、何歩でコートを四方に移動できるかを把握し、無駄な動きをしないようにします。
大体の人は中心に立ってる状態で6方向どこへでも2歩程度で移動しますので、コートの端から端なら4歩位となりますね。
バタバタ小走りなどはせずにスムーズな移動を心がけ、常に一回中心に戻るということを意識してやっていきましょう。
コートの真ん中にシャトルを置いたりして、どこに移動しても一度その場所まで戻るというのも一つの方法ですね。
フットワークもかなり厳しい練習ですが、バドミントンはどれだけ打つのがうまくてもシャトルに追いつけなければ負けてしまうので、フットワークがかなり重要になります。
初心者の方は羽を打つことよりもフォームと合わせてフットワークを先にしっかり練習したほうがあとあと必ず楽になるのでしっかりやってほしいと思います。
その他初心者向けの練習
ここからはちょっとした小技の練習をご紹介していきます。
試合には直接関係はしませんが、出来ていたほうが見栄えなども含めて良いと思うので参考程度に御覧ください。
シャトル拾い
手を使わずにラケットでシャトルを拾う練習です。
見たことあるかと思いますが、バドミントン選手は基本的に手でシャトルは拾いません。
ラケットを使って落ちてるシャトルを拾います。
やり方としては、シャトルのコルク部分を自分に向けて、コルクと羽の間にラケットのヘッドを潜り込ませる感じです。
金魚すくいなどの要領ですが、腕など無駄に動かさずに手首の回転を利用してすくうようにしましょう。
手で拾うのも問題はないのですが、出来ればできるに越したことはないので、空いてる時間などあれば練習してください。
シャトルキャッチ
こちらも手を使わずにラケットでシャトルを受け取る練習です。
相手から返ってきたシャトルを自身のラケットでキャッチします。
飛んできたシャトルに対して、ラケットを横につけて同じ速さでラケットをおろし、自身の胸の高さくらいになったらラケットを下に入れて弾まないことを意識してキャッチしてください。
こちらも出来なくても大きな影響はありませんが、出来たほうが色々と都合がいいかと思います。
拾うからの流れで、上に上げてキャッチするという感じで、一人でもできるので手が空いてるときなどにやるのは良いかもしれませんね。
まとめ
練習というのはとても大変で厳しいものですが、その分しっかり形となって現れるものであると思いますし、やりたいことだけやっていても上達はあまり見込めないでしょう。
練習のやり方と気持ち次第で、半年前まで同じくらいの実力だった相手に勝てるようになったり、逆も当然あります。
出来なかったことができるようになった時はとても嬉しいですし、若いうちは吸収も速いのでやればやるだけ自身の実力へと変わっていきます。
毎日毎日厳しい練習をしていると辛いと思うかもしれませんが、最後の大会が終わったあと、きっと誰もがもう少し出来たことがあったと少し後悔することが多いでしょう。
学生生活という限られた時間と限られた試合の数の中で、少しでも自分が最後終わった時に納得できるように毎日の練習を過ごしてほしいと思います。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。