
初心者の方はもちろん少しでも早くうまくなりたいでしょうし、中級者と言われる方はある程度のレベルになったら壁にぶつかったりすることも多いと思います。
きっとこのページに来てくれた方も、早くうまくなりたいであったり、もっと上に行きたいと思ってここにたどり着いたことでしょう。
そんな上を目指してる方に、今回は少しでも早く確実に上達するための方法をいくつかご紹介させていただこうと思います。
初級者中級者どちらにも共通して言えることも多いので、ぜひ参考にしていってください。
まず最初に伝えたいこと
バドミントンをやる上で、かっこいいショットを打ちたい、速いスマッシュを打ちたい、出来ればすぐに、そう思ってる方も多いと思いますし、そう思うのは当然のことだと思います。
ですが、残念ながら今日明日中や、1周間程度で爆発的に成長する方法はありません。
結局大事なことは日々の積み重ねであり、それをどれだけしっかりと出来るかということが上達への一番の近道です。
初心者の方でしたら、とにかく早くシャトルを打ちたい、基礎体力系トレーニングなんてやりたくないって思うでしょう。
中級者になってくると、言われなくてもわかってるし、普通にやってるしという感じで、少し基本的な練習は流してやってる感じで、自分の実力を過信して基礎を疎かにし、テクニックばかりを追求してしまうことも多いと思います。
どちらも気持ちはわかりますが、もし自分の中にそういう気持ちがあった場合はこれを機に排除するようにしてください。
強豪校は部活時間の半分以上は基礎トレーニングで、シャトルを打つ時間は決して多くないと言いますし、世界で活躍する女子のトップ選手にしても尋常じゃない筋力と体力を持っています。
大事なのは、辛くて楽しくもなくてやりたくない練習やトレーニングをしっかりとやることで、これをどんなレベルになってもしっかりと忘れないようにすることが上達への近道です。
持久力と筋力を鍛える
初心者中級者ともにとても大事なことは、体力と筋力をしっかりとつけることです。
いくら打つことやフットワークがうまくても、体力がなければ長期戦になった場合は必ず負けてしまいますし、バテて負けるというのは本当に悔しいことです。
いくらかっこいいショットが打てたとしても、体力がなければすぐに疲れますし、筋力がなければ速いスマッシュも良い踏み込みも出来ません。
出来ることなら避けたい練習の筆頭だと思いますが、上達するためには必ず必要なことですので、しっかりとうまくなりたいという気持ちを持って前向きに取り組んでください。
ただし、決して短距離走の選手のような速さが必要なわけでもなく、長距離ランナーほどの体力が絶対必要というわけではありません。
体力はあるに越したことはないですが、最も大事なのは瞬発力と柔軟性なので、短いダッシュを何度も出来るようにするなど、そういう部分を重点的に鍛えるようにしましょう。
フットワーク
バドミントンの実力差が出る理由で、ショット系と同じくらいかそれ以上に実力差がわかるのがフットワークのうまさです。
やはり初心者の方などを見ると足の動きも悪く、リズムにも乗れていないで小走りのようになっている場合が多く見られますね。
中級者以降も、実力差が出てくるのはこのフットワークの差が大きくなってきます。
ある程度の実力になってくれば、打つこと自体は基本そこまで大差は無くなって来るので、勝敗はフットワークに左右されてきます。
普段の練習から常に中心に戻ることを意識し、筋トレやダッシュなどで下半身をしっかりと鍛えることで、それらをしっかりやってる人とダラダラやってる人ではどんどん差が開いていくことでしょう。
せっかくうまく打てる人でも、シャトルに追いつけなければ何の意味もありません。
どうしても地味ですし、本気でやると相当きつい練習ですが、バドミントンをやる上で目指すレベルがあるなら、そこにたどり着くためには絶対に必要な練習です。
初心者の方に関して
初心者の方は、上記の練習をしっかりとやり、基本的なフォームや打ち方を身につけてください。
少しでも早く上達するためには、無駄な遠回りをしてはいけないので、最初の段階でしっかりとした握り方、フォーム、フットワークを身につけ、最短距離で上達できるようにしてください。
他の記事でもお伝えしたことがありますが、変に色々知らないうちから打ち始めてしまうと、大体の方が変な癖がついてしまうのです。
あとから修正するのは手間ですし、時間がもったいなくなってしまいますので、最初の段階でしっかり覚えてください。
本当にバドミントンは始めたばかりの時は思ってたより地味で辛いことが多いと思いますし、そのせいで続ける気力などが無くなってしまうかもしれませんが、諦めずに頑張って欲しいと思います。
その練習をしっかりこなした先にはきっと楽しいバドミントンが待っていると思いますので、せめてそこにたどり着くまでは頑張ってください。
中級者の方に関して
ある程度打つことも出来るし、フットワークもそれなりに出来るレベルになってくると、どうしても基本的な練習やトレーニングを疎かにして、いい打球を打つことやテクニック面ばかり意識してしまうでしょう。
ですが、練習は本当に正直です。
半年ダラダラやりたいことだけ練習してた人と、半年間自分を追い込んで練習してた人では簡単に実力差がついてしまうものですから。
ある程度のレベルだからこそ、ある程度で終わらないためには辛いやりたくない練習が物を言います。
スポーツをやってる上で、誰しも勝ちたいと思うことは間違いないと思いますので、勝つためには地味な練習でどれだけ自分を追い込めるかが重要です。
仮に後輩などが出来てきて、必死にやってる姿を見せたくないとか、かっこ悪いとか思っている自分がいる方は、そんなプライドは捨ててしまいましょう。
中級者から上級者になるためにも、やるべきことをしっかりやって上達してほしいと思います。
他人の意見を聞く
中級者くらいになってくると、他人から指摘されることを好まなくなってくる人もいるかも知れません。
ですが、自分の姿というのは自分では見えませんので、他人の意見を聞くことはとても重要です。
その際は、自分よりも上手い下手で判断せずに、どんな相手からでも意見を求めてください。
人によってやり方などあるので、意見全てを実践することは厳しいと思いますが、話を聞くだけでもなにか自分に足りないもの、直すべき箇所が見つかることは多くあります。
決して自分に過信することなく、色々な方から意見を聞くようにして、自分からもなにか伝えてあげれるようにしましょう。
相手に伝えることで、自分も同じようなダメなことしてることがあるなあと気づくこともありますからね。
変なプライドは上達の妨げですから、アドバイスは聞くだけでも良いのでどんどん求めるようにしてください。
初心者の方はもちろん、自分をまだまだ初心者だと認めた上で、沢山の人からどんどん聞くようにしましょう。
ただし、アドバイスはあくまでアドバイスですので、なんでも言われたとおりやったり、真似すれば良いわけではないので、今の自分に合ったアドバイスが有れば即実践し、まだ速いと思うアドバイスはメモするなどして追々でいいので出来るようにしてください、
最後に練習量について
個々まで沢山練習するように促してきましたが、勘違いしないでほしいのは、ひたすら時間を使いまくって練習し続ければいいということではないということです。
確かに練習時間が多ければ多いほどうまくなるイメージですが、本当に大事なことはどれだけ集中してやりきれるかだと思います。
ただ何の意識もなく長時間やり続るよりも、決められた回数をどれだけ本気で自分を追い込めるかのほうが重要でしょう。
例えば、フットワーク練習でも、ダラダラ10往復するなら、余力なくなるくらい本気で5往復したほうが得るものは大きいと思います。
1日の練習時間はは限られてると思うので、自分なりのペース配分などあると思いますが、最後の練習が終わった時に余力を残してるような練習の仕方はあまり良くないでしょう。
常に全力は不可能だと思いますが、7割で抑えてるとしたら8割にするなど、少しでも自分を追い込むことが出来るか、それだけでも上達の速さは大きく変わります。
練習は時間よりも質を大事にしてください。
まとめ
上記までで紹介しましたが、残念ながらすぐに上達する方法というのはありません。
地道な努力と自分への厳しさが上達への最短の道となります。
なぜ強豪校が強いのか、それはそれだけ自分を追い込んだ練習をしていて、みんなが強い中で限られたレギュラーというものを掴み取るという明確な目標があるためです。
中学校の時には絶対負けることなかった相手が、強豪校に進学したら自分より強くなっていたなんてこともよく聞く話ですね。
実際、やっていることはどこの学校やスクールでも大きな差はなく、筋トレやランニングにフットワークと基礎打ちにノックなどでしょう。
同じことをしていても差がつくのは、練習に対する意識が大きいのです。
今すぐ上達というわけには行きませんが、数カ月後の自分を上達させれるかどうかは今の自分次第ですし、今の自分の努力でどれほど上達しているか変わります。
しっかりとした意識を持って練習して、少しでも早く上達できるように祈っていますので、頑張ってください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。