バトミントンの上手なスマッシュの打ち方と上達する為のコツ

バドミントンの上手なスマッシュの打ち方とコツ

バドミントンの一番の見せ場でもあり花形でもあるスマッシュ。

理想のインパクト音が鳴って良いコースに決まった時はとても気持ちがいいですよね。

今回はそんなスマッシュについてご紹介させていただこうと思います。

スマッシュの速さや角度について悩んでいる方や、いまいち伸び悩んでいる方必見です。

もちろん経験者の方もぜひ初心に返るつもりで見ていってください。

スマッシュとは


早い展開が多いバドミントンというスポーツの中で、最も速いショットがスマッシュです。

男子の世界トップクラスになれば初速は400kmから500kmも出るほど。

主に攻撃的で決め球として使用されることも多く、早くて鋭いスマッシュは見てる人を魅了します。

そんなかっこいいスマッシュを打ちたいと思ってる方はこのあとの内容をしっかり確認していってください。

良いスマッシュを打つには

スマッシュを速く角度をつけて打つには大きく分けて次のことが大事になってきます。

  • 打点を意識すること(角度)
  • 正しいフォームで体重移動も意識する(スピード)
  • 自分に合ったラケットを使うこと(プラスα)

この3つが良いスマッシュを打つ上で重要になってきますので、一つづつ説明していきます。

打点を意識する

スマッシュを打つ上で大事なのはスピードよりもまずは角度であると言えます。

どんなに速いスマッシュでも高かったりすると鋭い返球が来たりアウトになってしまいます。

スマッシュを打つ上で一番理想なのは、シャトルの落下地点より一歩後ろで待機して構え、真上と真正面の中間やや上の位置で捉えます。

クリアでしたら高い位置で捉えますが、それより前で捉えるようにしましょう。

打点が高すぎても低すぎても速度と角度ともに良いスマッシュにはなりません。

改めて言いますが、スマッシュを練習する際はまずは角度を意識してください。

ネットからなるべく浮かずに、コートの真ん中辺りには落下しているのを目安にしてください。

スマッシュのフォーム

基本的にはクリアを打つときと同じフォームで打つ事が多くなります。

ラケットを持っている手を後ろに下げ、持っていない方の手を前の斜め上に掲げます。

体はほぼ横向きで顔だけは前をみてシャトルを追いかけてください。

その際に体重は後ろ足にかけ、打つ際に乗せた体重をバネにするように前へ出る感じで打ち、足を入れ替えて一歩前に出ることをクセづけてください。

正しいフォームと言いましたが、フォームって結構みんな微妙に違って人それぞれな部分もありますよね?中にはそんな打ち方で良く速いスマッシュ打てるなって思う人もいます。

実業団の選手やトップの人たちもよく見るとそれぞれ少し異なったフォームであることが多いと思います。

もちろん、人を見て参考にするのは間違っていることではありませんし、うまくなる近道でもありますが、まずはマニュアルとなる基本姿勢をしっかりと覚えてからにし他方が良いと思います。

上手い人はみんな基本がしっかり出来ているからこそ、そこから更に上を目指して模索していくうちに自分の打ちやすい打ち方を見つけて、問題なく打つことが出来るのです。

基本を覚えてないうちに人のマネをすると、間違った形でフォームが出来てしまったり、矯正するのが難しくなってしまいますから、まずは基本を正しく覚え、そこからアレンジするならしていくようにしましょう。

自分に合ったラケットを選ぶ


ラケットと言っても今ではかなりの種類があり、全部をお試しするのはかなり厳しい状況であると思いますが、ラケット選びを間違うとプレイにもお金的にもかなり影響が出てしまいます。

ラケット選びの目安として、自分の特徴をきちんと理解することが大事になってきます。

人よりも力が強いのか、細かいテクニックがうまいのか、他にも身長などを考えると自ずと自分に合った系統のラケットが絞られてきますので、まずは自分を把握しましょう。

例えばですが、力はあまりないけどレシーブはうまい人でしたら、軽めのラケットで小回りの効くラケットを選ぶなどですね。

力はあるのに軽いラケットだとパワーがあまり乗せることが出来す、せっかくのパワーもスマッシュに伝わらない、そんな残念な結果になってしまいます。

デザインがかっこいい、名前がかっこいいなどで選びたくなることもあると思いますが、きちんとラケットの特性を見て、お店や知人に借りてみて試し振りをしてください。

良いスマッシュを打つためにも、しっかりと自分に合ったラケットを選ぶようにしましょう。

さらに一歩上のスマッシュを目指すため

上記までのことをしっかり意識すればひとまず合格点のスマッシュを打つことが出来るようになると思います。

ですが、あくまで合格点なので、更に上のスマッシュを目指すためのプラスαの要素をご紹介していきますので、参考にしてください。

手首を意識する

ラケットを振り下ろすのではなく、シャトルに当たる際に手首を返すことを意識してください。

手首をうまく返すことでスマッシュは更に速く打てますし角度にも良い影響が出ることと、手を下におろしきってしまうと次の行動に遅れが出てしまうので手首は重要です。

初心者の方でしたら空いてる時間があれば、手を上に伸ばして手首だけの素振りも効果的な練習ですのでやってみるのも良いでしょう。

コースを意識する

角度があって速いスマッシュでも相手のラケット付近に飛んでしまっては意味をなしません。

スマッシュは速く勢いがあるので軽く当てられただけでも返ってきてしまいます。

狙うは相手がいない場所で、相手が真ん中にいる場合は両コーナーのライン際を狙うことを意識しましょう。

ノックの練習の際には的として何かを置いて、それを狙うことを意識すると良いと思います。

ジャンピングスマッシュ

これは男性の方にオススメなのですが、より高い打点で強いスマッシュを打つ打ち方です。

慣れないうちはジャンプすることによってスマッシュの質が逆に落ちてしまう可能性もあり、無理にやるのはオススメはしませんが、メリットは沢山あります。

跳躍力を乗せた強いスマッシュも打てますし、いい角度のスマッシュを打てたりですね。

速く落下地点に入り、ジャンプしてスマッシュを打つという高等な技ですが、出来るようになるとより本当に攻撃のバリエーションが増えることになります。

何よりも見栄えも良いですし、かっこいいという面ではとても秀でていますので、基本をマスターした上で更に魅せるバドミントンを目指す方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

バックハンドスマッシュ

こちらは使わないなら使わないに越したことはないのですが、局面によってはどうしても使う場面が来るかと思います。

フォアでは追いつけないシャトルに対し、バックハンドで打つスマッシュです。

こちらはほぼ手首の力のみで打つことになりますし、速度を出すことは難しいですが、せめて角度があれば十分に攻撃として通用します。

一撃で決めることは難しいショットですので、打つ前は相手の位置を確認して少しでも相手が嫌がるところへ打つことを意識してください。

普通のスマッシュと比べて早い動作で打つことが出来るので、場合によっては奇襲にもなりますので意識してくださいね。

ただ、出来る限りはフォアで打つことを意識して、なるべくバックに頼ることは内容にしてください。

まとめ

冒頭でも言いましたが、スマッシュはバドミントンの見せ場でもあり花形のショットですから、良いスマッシュが決まれば気分もいいですし、格好もとてもいいです。

スマッシュの調子でその日の調子がわかるくらい重要なショットですので、これが良くないといまいち気分的にも盛り上がりません。

ただ、勘違いしないでほしいのは、速ければ良いわけではないというのを忘れないでください。

まず遅くてもいいので角度があるスマッシュを意識して、ちゃんとしたフォームで打つことを意識し、徐々にスピードをあげていくようにしましょう。

ただ速いスマッシュなら当てれば返せますが、角度のあるスマッシュは非常に厄介な武器となります。

一生懸命練習して筋力をつけて素晴らしいスマッシュを身に着けてくださいね。

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