バドミントンの基本的な7つの打ち方の特徴と練習方法

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バドミントンには自分が打ちたいショットによって様々な打ち方が存在します。

それぞれ同じように見えても微妙な変化があり、それの良し悪しでショットの制度や良さが大きく変わるでしょう。

初心者の方はこれからの成長のためにはもちろん、経験者の方もおさらいという意味も含めておさらいしていってください。

正しい打ち方の前に


正しい打ち方をするために、まずはラケットの握り方が重要となってきますので先にご紹介していきましょう。

どんなに綺麗なフォームで、力があっても握りが間違っていると全てが台無しになってしまいますので、しっかりとした握りを覚えてくださいね。

イースタングリップ

バドミントンは基本的にはフォアハンドで多用されるイースタングリップです。

ラケットの面を横にして、グリップを軽く握手するように握ってください。

前にラケットを出した場合、自分からは基本的には側面のフレームしか見えない状態ですね。

普通に考えると、面が自分に向いている方が打ちやすいように感じるかもしれませんが、そうでは無いのです。

確かに、ちょっとした遊びでバドミントンをする際は面が自分に向かってる状態で打つことが多く、当てるのもとても簡単ですが、あくまでそれは遊びでの範囲です。

本当にシャトルに力を伝えるには、一見打ちづらいこのイースタンの持ち方がベストなのでしっかりと持つようにしましょう。

バックハンドグリップ

もう一つはバックハンドの持ち方です。

まずは普通にイースタンで握り、少しだけ右回転させて、親指を立てるように持ってください。

ラケットを前に出すと、バックハンドの場合は面が自分に向いている状態になるようにしましょう。

前に手を出してラケットを持った場合、イースタンはラケットの側面のみが見えて、バックハンドは面が見える状態となっているようにしてください。

時々上手い選手でもあえて違う持ち方をしてる方もいますが、最初は必ず正しい持ち方を身につけて、その中でもっと自分に合った持ち方があるようでしたら徐々に変化をつけていくと言いでしょう。

スマッシュの打ち方


まずは一番バドミントンをする上で憧れるスマッシュの打ち方からご紹介していきます。

まずはシャトルの落下地点にすばやく入り、シャトルを待ち構えながらスマッシュを打つ体制になってください。

必ず体がシャトルより先に落下地点に入れるようにフットワークも合わせて練習しましょう。

落下してくるシャトルに対し、ラケットを持っている手を後ろに下げ、左手もシャトルに照準を合わせるように前に上げて構えます。

そして、落ちてくるシャトルを体の反動を乗せて思いっきり撃ち抜いてください。

当てる位置は、なるべく高い場所が理想ですが、高すぎても良いスマッシュにはならないので、自身の斜め上辺りで手を伸ばしきった場所で当ててください。

当てる位置に関しては、何度も練習していくうちにベストな場所が見つかると思うので、最初のうちは手探りでいいのでフォームなどだけ崩さないように気をつけてください。

この時に、握り方などが変だとスマッシュが思った方向に飛んでいかないので、きちんと握りも意識して練習するといいでしょう。

ドロップの打ち方

相手のコートの手前に落とすドロップですが、基本的には打ち方はスマッシュと同じと思って大丈夫です。

まずはシャトルの下に入り、スマッシュと同じような動作をして、打つ直前に力を抜いてコートの手前に落とします。

あまり力を抜くのがギリギリすぎると、強すぎたり弱すぎたり強弱が難しいので、最初はまずは下手に正確さを意識するより、相手コートに入れることを意識して打ちましょう。

理想はスマッシュと見せかけて相手の意表を突くことがベストですが、体制が悪いから苦し紛れだったり、結構使用頻度が高い技です。

こちらも最初は力加減が難しいと思いますが、回数をこなして打っていけば徐々に距離感などがつかめてきますので、何度も打ち続けて感覚を掴んでいきましょう。

クリアの打ち方

一旦間を取りたい時や、相手の出方を伺いたい時に使用する事が多いのがクリアです。

高く遠くに飛ばすハイクリアと、低く飛ばすドリブンクリアがあります。

基本的にはクリアもスマッシュ同様の一連の動作で、シャトルの下に入り、構えて打ちます。

スマッシュやドロップと違うところは、打点がスマッシュよりも高いということですね。

スマッシュは角度が必要ですが、クリアは高さが必要ですので、打つ位置は頭のほぼ真上と思っていいでしょう。

遠くへ飛ばすためには手の力だけでは厳しいので、きちんと体の重心移動や手首の返しも利用して打つことを心がけてください。

もう一つのドリブンクリアは、一種の奇襲みたいな時に使用します。

相手がやや前にいたり、出てこようとしている時に低く早めの弾道で後ろの飛ばすことで効果的なクリアですね。

こちらは基本的な動作は普通のクリアと同じですが、打点はやや下がりますので、そこを意識してください。

効果的なドリブンクリアですが、低すぎると相手の絶好球になりますし、力加減でアウトにもなりやすいショットですので、練習で感覚を掴むようにしましょう。

ヘアピンの打ち方

ネット前で非常に重要な技であるヘアピンですが、簡単なように見えてとても難しい技の一つでしょう。

ヘアピンというのは、ネット前でなるべくネットの高さから浮かないようにして相手のコート手前に返すショットです。

フォア側の場合はフォアの握りでうち、バック側はバックハンドで打ってください。

理想としては自身の胸の高さでシャトルを捉えて、軽く当てて相手のコートに返すのが理想ですね。

実際試合でしたら、追いつくのがやっとでかなり下で取ってしまうかもしれませんが、基本は胸の高さで取るということを覚えていて、練習ではそれを意識してください。

胸より高い位置ですと、まだシャトルがフラフラしてるのでコルクに当たらずに羽根尾部分を打ってしまったりしますので、少し落下したくらいが胸の位置ですのでそこで捉えてください。

本当に力加減が難しく、弱いとネットに引っかかり、強いと浮いてしまうので、何度も練習して力加減を覚えるようにしていきましょう。

ドライブの打ち方

低い弾道で打つショットで。スマッシュの次に速いショットですが、スマッシュよりもネットに近い位置で打つことが置いので体感的にはスマッシュよりも速く感じることがあるショットかもしれません。

基本的には、ネットからなるべく浮かない高さで、まっすぐ打つ返すショットです。

打ち方としては、普通にたった状態で少し腰をさげて膝を曲げ、ラケットを構えて打ちます。

スマッシュなどは体の力もかなり重要ですが、ドライブは手首の力が重要になってきますね。

なるべく力を抜いた状態で構え、当てる瞬間に力を込めて打ちます。

展開が早いショットですので、腕を振り抜いたりせず、手首の返しで打って、ラケットは下にさげないように注意しましょう。

最初はかなり難しいショットの一つですが、何度も打っていくうちにできるようになるショットですし、ドライブのうまさは勝敗に大きく関わってきますのでしっかり練習してくださいね。

プッシュの打ち方

相手のヘアピンなどがネットからやや浮いた時に押し込むのがプッシュです。

初心者の場合は無理に押し込もうとしてネットに引っ掛けてしまったりすることが多いので注意してください。

打ち方は、ドライブの更に小さい動作で打つ感じです。

ネットを触ってしまっても越えてしまってもダメですので、右足で踏み込み。ほんとに一瞬力を入れて当てるような感じですね。

ネット前ですので、がむしゃらに力を入れなくても決まりますので、無駄な大振りや力を入れるのは辞めましょう。

理想は落下地点がなるべく相手コートの前であることで、速く地面につかないと相手に返球するチャンスを与えてしまうことになります。

ロブの打ち方

守りの体制を整えたいときなどに使用する、相手コートの億に高く返すショットです。

クリアの下から打つバーションですね。

足をしっかり踏み込み、なるべく高く奥へ飛ばすことを意識してください。

打つことも大事ですが、体の方も大事になってきます。

高く遠くへ飛ばすためにしっかりと構え、ラケットを振りぬいて、その際に姿勢が崩れないことを意識して打ちましょう。

基本的なショットの打点

スマッシュとドロップとクリアの3つは頭より上で捉えるオーバーストロークで打ってください。

イースタンで握り、体の反動と手の力で打ちますが、この際振ったラケットは頭の真上を通過するのが理想の形です。

そうなってない場合は、シャトルに追いついていないか、変な癖がついて横打ちになっているので直すように意識してください。

ドライブは顔くらいの高さでシャトルを打ってください。

振り抜くわけじゃなく、当てる瞬間に力を込めて手首をうまく使って打つようにしましょう。

ヘアピンやは胸の高さが理想の打点です。

こちらは打点が低すぎたら高さの調節が難しいですし、逆に高すぎるとシャトルがぶれているので気をつけましょう。

ロブ系はアンダーストロークで腰より下で打ってください。

高く遠くへ飛ばすためにはいろいろな力が必要ですので、体の反動や重心をしっかりさせて、きちんと振り抜くようにしましょう。

まとめ

シャトルを打つ上で大事なのはやはり握り方が関わってきます。

しっかりとした握り方を覚えて、シャトルにきちんと力が伝わるようにしましょう。

打ちたいショットによって打点や構えなど大きく変わってきますが、ほぼ全部に使われるのが手首の力ですので、普段の練習から手首を使って打つことを意識してくださいね。

打つことを追求していけば、自然とフットワークもかなり重要になってきますので、ぜひそちらもしっかり練習してほしいと思います。

それでは、今回は様々なショットの撃ち方のご紹介でした。

うまくなっていくと、今回紹介したショットをさらにアレンジしたり、更に別のショットが打てるようにもなってきますので、頑張ってください。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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