バドミントンのラケットの大切な面の部分を支えてくれるガットですが、その張る強さでいろいろな変化があるのは知ってますか?
最初は余り気にせず買ったときに張ってあった状態のまま使ってると思いますが、初めて切れたとき、お店などに持っていったら「テンションは?」や「強さは?」などと聞かれると思います。
最初は何のことかわからないと思いますが、その際に今の自分の状況と比較して正しく答えられるように張り強さについてなどい色々とご紹介していきます。
プレイスタイルや性別で張りは変わってきますので、チェックしていってください。
ガットの張り方
強さの前にガットを張るにはどんな方法があるのか軽くご紹介しましょう。
ガットを張るには主に二つの方法があります。
どちらで張るにしてもメリットもデメリットもありますので、その時の状況や自分にあった方法で貼るようにしてください。
店舗で張ってもらう
1つはお店に出して張って貰う方法ですが、こちらが相手はプロですので一番安心で任せることが出来ると思います。
デメリットがあるとしたら、お店によって多少のムラがあるので、同じ数字で頼んだ場合でもお店によって誤差があることですね。
ある程度何件か出してお気に入りの店を見つけるか、決まってるお店があるならその店の特徴を覚えて自分でお願いする数字を微調整するようにしましょう。
もう一つのデメリットとしては、時間が未知数ということですね。
人気のお店でしたら時期が悪かったら一週間はかかるなんてこともザラにありますので、急いでる時には危険ですので、余裕を持ってお店に出すようにしましょう。
あとは、お店で貼る場合は手数料もかかるので、仕方ないことですが学生には少し痛い出費となりますが、その分しっかりと仕上げてくれることでしょう。
自分で張る
2つ目の張り方は自分で貼ることです。
高校の部活動でしたら多くの学校でガット張り機が準備されていると思いますし、なければ部費などで相談して購入してもらってもいいでしょう。
それくらいガット張り機はあると便利ですので、しっかりとしたプレゼンをすればきっと買ってもらえると思います。
簡易的なガット張り機でしたら数万円から購入できますので。
こちらのメリットは完全に速さでしょう。
部活始まる前に張ってその日から使うことが出来るというのでとてもスピーディーですので、急に切れてもその日で対応可能ということが最大のメリットですね。
デメリットとしては、やはり面倒くさいということが一番に上げられるでしょう。
安い機材でしたらほぼ手動なので、慣れてきたとしても1本に1時間は使うでしょうし、部活で疲れた後などは張るのが億劫かもしれません。
他にも、やはり個人ということで技術的に少し粗悪になりがちですし、失敗したりして壊れてしまっても保証はされないということですね。
ですが、気をつけて張るようにして、張り方をしっかり覚えれば、お店に出しに行く手間と手数料を考えれば自分で張るのを覚えるととても得でしょう。
最初のうちは練習ということで壊れても良いラケットで何度か春練習をするようにしてください。
ガット張りの強さ
ガットの強さは主に20を平均として、17から25くらいの幅で設定されることが多くなります。
単位はLbsで表記され、テンションやポンドという呼ばれ方をしていますね。
では、柔めから硬めでどう変化するのか、ご自身の適性テンションと合わせて参照していってください。
強めのテンション
主に23以上で張ると強めのテンションという感じになり、ガットの張り上がりがとても堅い感じになります。
硬く張ることのメリットは打球の威力がとても強くなることです。
極端な話ですが、金属バットと木の棒、どっちで打ったほうが打球が飛ぶかという理論ですね。
硬ければ硬いだけ打球の威力は高くなり、鋭いショットが打てるようになります。
しかし、当然デメリットも大きいです。
固くすればするほど中心から少しずれるだけでシャトルの威力は激減し、コントロールも非常に定まらなくなってしまいます。
男子の上級者以外は無理に硬く張るのは避けたほうが無難でしょう。
柔めのテンション
20以下の18付近のテンションで張るのは柔らかめのテンションとなります。
柔らかめのテンションで張ることで、スイートスポットがとても広くなり、多少なら真ん中からずれてもコントロールしやすく打ちやすい打球が打てます。
硬く張ることに比べると速度などは劣りますが、力がなくても遠くへ飛ばすことが出来るので、女性の方などにはオススメのテンションではないでしょうか。
男女問わず初心者は最初は柔らかめのテンションで始めると良いでしょう。
普通のテンション
主に20から前後数ポンド近辺で張るのが普通のテンションという形になります。
こちらはまさに中間という感じで、硬めと柔めの両方を兼ね備えているので、シャトルの勢いやスポットも無難なので、ある程度うまくなってきた方はオススメではないでしょうか。
女性の上級者や、男性の中級者の適正テンションと言えるかもしれませんね。
ガット張りの注意点
上記までの説明で、自分にはどれくらいのテンションがいいのかおおよその目安はついたかと思います。
ざっくりいうと、力も強くて上手い人は硬め、そうでないけど下手ではない人は普通、まだまだまともには打てない人は柔めという感じですね。
そこで自分のテンションがわかっていざガットを張ろうと思った方は張る前に注意してほしいことがあります。
今使っているラケットの適正テンションというものがあるので、それをしっかり確認してから張るようにしましょう。
お店でしたら店員さんが適正テンション外だと一言くれると思いますが、自分で張る際はしっかり確認してください。
ラケットのシャフトの付け根部分の側面などに表記されていることが多く、20-25lbsという感じで書かれていると思います。
この場合は、ラケットが耐えれるのは25lbsまでですよということなので、それ以上で張るのはなるべく控えるようにしましょう。
確かに26で張ったからと言って絶対壊れるというわけではないですが、その際の責任はすべて自己負担ですので、張りたいテンションがある場合は対応してるラケットをしっかり選んでください。
もう一つ、自分で張る際の注意点ですが、ラケットのフレームなどにヒビが入っていたりしないか張る前にしっかり確認してください。
フレームが書けていたりヒビが入っているとラケットがはゾンする可能性も高く、最悪自分が張ってる際に壊れて自分も怪我してしまう可能性もあります。
もったいない気持ちはわかりますが、破損しかけているラケットは強く張るのは諦めて、どうしても張りたいなら柔らかめで張って別の用途で使用しましょう。
まとめ
ガットはお店によっても微妙に違いがありますので、店舗で張る際は自分に合ったお店を選ぶようにしてください。
自分で張る場合は、面倒ですが横着して張ったりせずに、しっかりとした張り方で張ってください。
テンションの強さも女性や経験で大きく変わりますので、最初は柔らかめで張って徐々に強めにしていき、自分に合った適正テンションを見つけましょう。
テンションが間違っていたら自身の力を存分に発揮することが出来ず、色々ともったいないのでしっかり見定めてください。
ガットはバドミントンの重要な道具の1つですので、自分に合った最高のテンションと張り方を見つけてくださいね。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。