バドミントンに限らずですが、左利きのプレイヤーは右利きに比べれば少ないですが、意外と多いですよね。
殆どが右利きという中ですので、一人だけ指導が少し別メニューであったり、ダブルスで組みにくかったりとなんとなくデメリットが多いような感じかもしれません。
ですが、やはり数自体が少ないというだけで十分メリットですし、その特性を活かせば試合ではとても有利に運ぶことが出来ると言えるでしょう。
今回はそんな左利きプレイヤーのメリットやデメリットのご紹介と、左利きと対戦する際に気をつけることなどをご紹介していきますので参考にしていってください。
左利きのメリット/h2>
左利きなだけで正直言うと大きなアドバンテージであると言えます。
何がそんなにメリットなのか、どういった部分が良いのかを然りと理解して伸ばすようにして、最大限生かせるようにしてください。
それではメリットをいくつかご紹介していきましょう。
左利きのメリットその1
野球のピッチャーなどでも言われることですが、やはり左利きというのは非常に貴重であり重宝される存在です。
絶対数が少ないというのがその大きな理由と言えるのではないでしょうか。
多くの場合は右利き同士の対戦であり、普段の練習もそれを想定して練習していることと、そもそも左利きと戦うこと自体が少ないことがとても大きく関わってきます。
相手からすればいつもの感じで相手の嫌がるところに打ってるつもりが、左利きからすれば難なく取れる上に返しやすい打球なんてことも多いでしょう。
そういった右利きからすれば対戦経験の少ない相手というのがそれだけでも大きなメリットであると言えます。
現にいま世界ランク一位の桃田選手も左利きですので、サウスポーの利点を大いに生かしていることでしょう。
左利きのメリットその2
左利きの選手はなんとなくですがスマッシュが早いというイメージが付きやすいもので、実はそれにはしっかりとした理由があるのです。
バドミントンのシャトルは左右非対称であり、それがサウスポーにはとても利点となっています。
右利きの人がカットを打つ場合、リバースカットはとても難易度も高く打ちづらいショットだと思いますが、左利きはそれを普通のカットで打つことが出来るのです。
右利きの方もフォアからのカットは比較的打ちやすいと思いますが、リバースは効果的な分だけ打ちづらいですよね?
それを左利きは比較的簡単に打つことが出来るので、鋭く厄介なクロスファイア的なカットを打つことが出来ます。
そういうのもあり、左利きのショットはなんとなく速く取りづらいというイメージに繋がっているのですね。
左利きのデメリット/h2>
やはりメリットの裏にはデメリットもあるということで、左利きにもどうしてもデメリットはついて回ります。
どんな部分がデメリットなのか、左利きの方はしっかり理解して、デメリットすらもメリットに変えれるようにしていきましょう。
それでは左利きのデメリットをいくつかご紹介していきます。
左利きのデメリットその1
ここまでは左利きの強みをご紹介してきましたが、左利きはやはりデメリットもあります。
大きなデメリットとしては、メリットでも紹介した絶対数の少なさではないでしょうか。
それ自体はメリットなのも確かですが、やはりデメリットにも繋がってしまいます。
基本的な練習や指導は右利きを想定してのことなので、左手に関しては正しい指導や練習がされないなんてこともあると思います。
指導する方も一人だけの左に熱心に指導するより、右利きに教えて左利きもとりあえず反対ってイメージで覚えてくれ、なんて感じも多いかもしれません。
そのため、やや疎かにされてしまったりして間違った打ち方やフォームを身につけてしまったりしてしまうなんてことも無いとは言えません。
左利きなのは強みでもありますが、その強みを活かすためには自分でもしっかりと勉強して正しい撃ち方などを知る必要があるでしょう。
左利きのデメリットその2
左利きの最大のデメリットはダブルスの時にあると言えるかもしれません。
恐らくなんとなく想像ついているかもしれませんが、非常にややこしくなってしまうのです。
真ん中に打たれた場合、どっちもフォアかどっちもバックという状態になるので、本来ならフォアのほうが取りやすいからフォアに任せるなどと言った本来という形が取れなくなります。
左利きと長い目で組むことになった際は、普段よりもより綿密な打ち合わせや連携が求められ、意思疎通などがしっかり出来る間柄にならないと難しいでしょう。
ただし、それさえしっかり出来れば左利きがいるということは大きな武器にも変わります。
最初こそなれるまでは大変かもしれませんが、しっかりと息の合ったペアにさえなれれば相手からすれば非常に厄介なペアに早変わりですので、まずは最初の意思疎通などの部分を乗り越えるようにしましょう。
左利きと戦う場合/h2>
まずは最初から相手が左利きということを忘れないことです。
ついうっかりいつものクセで、みたいな打ち方をしてしまえば相手の絶好球になってしまうので、相手は左利き札から普段とは逆の打ち方をするということを忘れないように意識してください。
他にも、左利き特有の予想外のクロスなども打たれるので、出来る限り相手が打ちやすいフォア奥へは上げないようにしたいですね。
あくまで個人的なイメージではありますが、左利きはバックハンドに対して指導などの遅れであったり、独学だったりのパターンも有り、間違った覚え方をしているのでバックハンドが苦手ってこともあります。
あくまで左利きだからって変な苦手意識は持たずに、ただ逆になっただけというイメージで変に気をワズにいつものプレイが出来るように心がけてください。
相手も左利きであるということに少なからずメリットは持っているので、そんなの関係ないけどねって言う感じで、相手のペースにならないように冷静に対応していきましょう。
まとめ/h2>
左利きは数の少なさから対戦する機会も少ないので、しっかりとした指導さえ受ければメリットばかりであると言えるでしょう。
対戦相手からしても、出来れば当たりたくないのが左利きであると言えます。
ただ、やはりその数の少なさは場合によっては指導面であったり、ダブルスの意思疎通などでデメリットにもなってしまいます。
左利きの方は自分がそれだけアドバンテージが有るということを理解した上で、だからこそしっかりとした練習をして更にそのアドバンテージを活かせるようにしてください。
左利きと対戦することになった右利きの方は、変に考えすぎずに、逆になったということを頭に入れて冷静に対応していくようにしましょう。
もし近場に左利きの人がいたら苦手意識は持たずにちょいちょい一緒に練習するなどしていくようにしてくださいね。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。