バドミントンを始めた理由は人それぞれだと思いますが、多くの方はシャトルを打つ楽しさに魅せられて始めたのではないでしょうか?
バドミントンを始めたけどまだ楽しめてない方や、これから始めようと思ってる方、少しでも速くうまくなりたい方、色々な方がこのページにきてくれたのだと思います。
今回はそんなバドミントンを始めたばかりの方のために、最初に覚えるべきことや練習方法などを色々ご紹介していきます。
これからのバドミントン生活に少しでも役に立つことをご紹介しますので、ぜひチェックしていってください。
目次
バドミントンを始めるのに必要なもの
バドミントンを始めるにあたって、必要なのは当然ラケットですね。
それ以外にも、靴やユニフォーム、ラケットバッグなど、本気で良いものを揃えようとすると結構な金額になってしまいます。
ですが、最初はそこまでこだわらなくてもいいと思います。
確かに高ければそれだけ質も良いものが買えますし、将来的には良いものを揃えてほしいですが、最初からそこまで高いものは必要ないでしょう。
かといって、100均などのラケットは流石に厳しいので、せめて数千円のラケットにしてください。
数千円あればそれなりに良いラケットが買えますし、最初のうちはそれで問題ないと思います。
確かに、形から入って本気で取り組む姿勢も大事かもしれませんが、正直あまりおすすめできないです。
最初はいい道具を持っていてもまだ宝の持ち腐れですので、最初は無難な道具を揃えてください。
実力が上がっていくのに合わせて道具も質がいいものに変えていくと良いと思います。
最初に覚えること
まずは、シャトルを打つ前にしっかりと覚えてほしいいくつかのことをご紹介します。
最初は打つことよりも地味で辛いことが多いですが、全て大事なことですので意識するようにしてほしいと思います。
ルールや名称
まず最初に覚えることはルールやショットの名称など基本をしっかりと覚えてください。
ルールなどを覚えないとやって良いことも悪いこともわかりませんからね。
色々と細かいルールなどもあってすべて覚えるのは大変かもしれませんが、ある程度覚えたあとは実践しながら覚えていけばいいと思います。
ラケットの握り方
これをしっかり覚えないと、変な癖がついてからでは直すのが少し面倒になってしまうのでしっかり覚えましょう。
基本的にはイースタングリップという持ち方で、自分から見てラケットの側面しか見えない状態にして、グリップにそっと握手するように握るのが正しい持ち方です。
もう一つはバックハンドで、今度は自分に面が向いている状態にして、親指をグリップに立てて握る持ち方です。
この2つは最初の段階でしっかり手に覚え込ませるようにしましょう。
筋力と体力トレーニング
バドミントンは見た目よりも非常にハードなスポーツですので、想像以上の体力が必要となります。
なので、ランニングなどは辛いと思いますがしっかり取り組むようにしましょう。
筋トレも同じく、将来的に強いショットを打つためには必要不可欠ですので、指定された回数はしっかりこなし、余裕があれば自分ルールで多少追加したり、家でも余裕があれば少しやったりすると良いですね。
ただし、2つとも限界を超えるほどやって体を壊してしまっては元も子もありませんので、あくまで追加するなどは自己判断で無理ない程度にしてください。
シャトル拾い
正直できなくても問題はないのですが、出来るに越したことはないですし、出来れば最初のうちに覚えちゃってほしいことですね。
落ちてるシャトルを、、手を使わずに拾うという動作なのですが、最初は意外と難しいと思います。
コルクを自分の方に向けて、コルクと羽の隙間にラケットのヘッドを潜り込ませてすくい上げるのですが。最初は恐らく出来ないと思いますので、何度か回数をこなしてください。
ちょっとしたラケットさばきの練習や握りの練習にもなりますので、手が開いてるときなどあればこの練習をするのも良いと思います。
出来るようになったあとは、次はシャトルを上に打って手を使わずにラケットを受け取る練習をしましょう。
シャトルの落下速度に合わせてラケットの面を横につけて、胸の高さくらいで面を横にしてシャトルを乗っけるイメージですが、こちらも最初はあまりうまく出来ないかと思うので、何度かやってみてください。
この2つはあくまで出来たほうが良いのと、ちょっとした練習ですので、時間を潰してまで練習はしないでください。
あくまで空き時間や自主練として練習しましょう。
フットワーク
冒頭でも言いましたが、誰しもがシャトルを打ちたくてバドミントンを始めたことだと思います。
ですが、それでも出来れば打つことよりも先にこのフットワークの練習を一生懸命やってほしいと思います。
部活動等でしたら、学校によっては最初のうちはコートは先輩が使用するので、初心者はこういったフットワークや体力トレーニングが多くて辛いかもしれませんが、とても大事なことです。
変に打つことばかり最初にやってしまうと、ちゃんとした動きを知らないまま間違った動きを覚えてしまい、後々修正するのが大変になるので、最初の段階でしっかり練習して正しいフットワークを覚えてるのが大事です。
正直言うと、打つ時間よりこういう基礎トレーニングの時間が多くて、楽しさを分かる前に辞めてしまう方も多くいますが、これを乗り越えればついに打てる時間になりますので頑張ってください。
それでは、しっかり覚えてほしいフットワーク練習をご紹介します。
前のフットワーク
右前と左前に動くフットワークですが、上から見た際に、V字になるようにうごいてください。
軽くスッテプを踏んで前に出て、最後は右足を踏み込んで左足が伸びてる状態になるようにし、そのまま右足を戻して真ん中に戻りましょう。
フットワークすべてに言えますが、基本はすばやく真ん中に戻ることと、なるべく少ない歩幅でリズミカルに軽快にうごいてください。
左右のフットワーク
こちらも前と同じですが、範囲が少し狭くなるので、最初は近い場所にシャトルが飛んできたことをイメージし、左足を軸にして左右に右足を出してください。
次に少し遠いことをイメージして、軽くステップして移動したあとに右足で踏み込み、右足から真ん中へ戻るように移動します。
後ろのフットワーク
こちらは前を向いたまま後ろにステップして下がり、奥までついたらに右足に重心を置いて上半身はシャトルを打つイメージをしてください。
イメージで打ち終わったら、後ろの場合は左足で地面を蹴って前に出るように意識します。
理想は真ん中に戻ることですが、打ったらまず一歩前に出る、これが鉄則ですので、後ろでラケットを振ったら必ず一歩前に出る癖をつけましょう。
ストロークを覚える
こちらはフットワークと併用して練習していただきたいのですが、ラケットの振り方を覚えてください。
スマッシュやクリアはオーバーヘッドストロークと呼ばれる、頭の上で打つストロークで、ラケットを持つ手を後ろに下げ、空いてる手は前に出してやや上にかざして構えます。
そして、頭の上をラケットが通過すつように振り抜きましょう。
もう一つはロブなどに使用するアンダーハンドのストロークで、その名前の通り下から打つスタイルです。
最初のうちは奥に飛ばすのは厳しいかもしれませんが、何度も練習してコツを掴んでいきましょう。
基礎打ち
スマッシュやクリアなど、主に使用されるショットを誰かとペアになって交互に打ち合う練習です。
最初はとても楽しい練習ですが、ほぼ毎日やることになるので徐々にだれてしまいがちな練習でもあります。
ですが、ここでもフットワークなどの練習も見直せますし、しっかりやらないと上達へは遠回りになってしまいますので、小さなことでいいので基礎打ちにも目標を持って取り組むようにしてください。
毎日の練習になるので小さなことで大丈夫ですので、何かしら今日の目標という感じで取り組むと良いでしょう。
サーブ練習
学校によってまちまちだと思いますが、そこまでサーブ練習に時間を取っている学校は少ないかと思います。
それでも、サーブは非常に重要ですし、サーブの良し悪しは勝敗にも関わってきますので、最初のうちから良いサーブが打てるに越したことはありません。
フットワークや筋トレと比べれば全く疲れない練習ですので、休憩時間などに休憩がてらやったり、少しだけ早く来て1日5分だけでもやっていけばだいぶ変わってくると思います。
最初のうちは下から打つサーブで大丈夫ですので、まずは遠くへ高く飛ばすことを意識して練習してください。
初心者の方へ精神面のアドバイス
運動神経の差などで確かに最初の個人差はあると思います。
ですが、それらは埋めることが出来ない差ではありません、
半年前まで圧倒的に自分よりうまかった相手に、半年後は勝てるようになるなんてことは日常茶飯事であることです。
なので、そうなるためにも練習は厳しく辛いですが一生懸命取り組んでください。
学生生活は長いようでとても短いですし、大会なども年に数回と限られた回数しかありません。
大半の方は引退した時に、まだ出来ることがあったはずと後悔することが多く、それは多分全国大会にいった人でも思うことだと思います。
ですけど、その気持ちを少しでも少なくすることは出来ますし、それは本当に自分次第です。
目指すものを少しでも高みに設定して、少しでも自分が納得できる終わり方を迎えるためには、天才でもない限りどうしてもたくさんの練習が必要となるのです。
しっかり目標を立てて、それに向かってしっかり練習して、結果という形で自分を褒めてあげられるように頑張ってください。
まとめ
基本的なルールなどを覚えたあとは、握り方とフットワークをしっかり体に叩き込む練習をしてください。
出来ればシャトルを打つことよりこっちを優先して覚えてほしいと思います。
何度も言いましたが、変な癖がついたらあとで直すのが難しくなるので、最初は辛くてつまんなくても基礎的なことを一生懸命練習しましょう。
それをしっかりやったかやってないかであとあと差が出てきますし、自分が他よりも一歩も二歩も先に出るビャンスでもあります。
せっかくバドミントンやったんだからシャトルを打たせてくれという気持ちはわかりますし、ごもっともですが、目指すものが上達や勝利なら、まずは基礎です。
ぜひしっかりとした基礎を覚えて、楽しいバドミントンが出来るように頑張って欲しいと思いますので、練習を頑張ってください。
初心者の皆さんの健闘を祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。